代表あいさつGreeting

介護のプロだからこそ出来ること

はじめまして。住吉ヘルパーステーション、代表の田村です。
ここでは私たちが仕事をする中で考えていることや想いをご紹介させていただきます。

介護保険制度をめぐる現状

在宅介護に関するサービスがあるということは認識していても、現状として自分たちの家族が、「要介護」という状況に直面するまでは、なかなか内容については考えないものです。制度そのものもどんどん変わりますし、とくに最近は、高齢化社会が進む反面、介護保険が足りないという状態に陥り、公的なお金(介護保険)を使ったサービスが縮小されつつあります。 だからこそ、介護のことは、私たちプロにご相談いただきたい。それが当社の願いです。 たとえば、介護についてお役所に相談するにあたっても、何もわからず手探り状態のご家族の方が問い合わせをするのと、私たちプロが行うのとでは、回答に差が生じることがよくあります。単に「できる、できない」の回答を求めるのではなく、ケースバイケースでの可能性を模索し、よりよい解決方法を見出していくこと。それも私たちプロだからこそできることです。

ひとり一人にあった介護サービスを

介護が必要になったとき、ひとり一人の状況はまったく異なります。たとえご家族と暮らしていても、仕事があればなかなか介護はできませんし、介護が可能な状況であっても、介護のプロではない方ひとりにすべて負担がかかってしまうと、それはまた大きなストレスにつながるでしょう。 超高齢化社会を迎えた今、介護を家族だけが抱えてしまうのは大変です。「自分たちですべてやらなければ」と思う前に、できることを私たちと一緒に考えていきましょう。 私たちは、利用者様のお世話だけでなく、利用者様、そしてご家族様との関わりと対話を大切にしています。介護保険内でできることは限られていても、保険外のサービスを少しプラスすれば、できることはもっともっと広がります。 当ステーションであれば、介護保険内のサービス、また介護保険適用外のサービスにも対応していますので、利用者様、そしてご家族ひとり一人に合ったサービスの提供が可能です。

経験豊富なヘルパーが行う介護

介護サービスは、当然ながら「人」が行うもの。経験値、対応力は、ヘルパーによって異なります。 その点、当ステーションには多くのベテランスタッフが所属しており、人材力、サービス力には自信があります。 そして、スタッフ同士でまめに意見交換しながら、よりよいサービスを追及できることも、当社のような小規模のサービスステーションだからこそ出来ることかもしれません。スタッフ同士で、利用者様、ご家族様の状況について話し合い、自分たちにできる最大限のサービスについて考え、実践しています。

人の最期に直面する私たちの仕事

私が介護サービスの仕事に関わるようになったのは、10数年前。たまたま縁あって、介護センターの事務職からスタートし、ヘルパーの資格を取りました。また、その資格を活かし、実母の介護、そして看取りも経験しました。

介護からターミナルケア、そして看取りまで

介護の先には、ターミナルケア、そして看取りがあります。悲しいことではありますが、生きていれば必ず誰でも最期のときを迎えます。 介護サービスの仕事をしていると、人の最期に直面する機会が幾度となくあります。が、仕事を通じて「そのとき」に接することは、私にとってある意味感動的なことでもあるのです。感動という言葉を使うことが、適切なのかどうかはわかりません。しかし、人が生を与えられ、生き、最期を迎える。この仕事は、そんな人の一生に尊厳の念を抱かずにはいられない、やりがいの大きな仕事だと思うのです。

住み慣れたご自宅で自分らしく

高齢化社会を迎え、最近は、病院で最期を迎えるのではなく、自宅に帰すという動きが高まっています。現状として、高齢者が増えたことで医療機関の数が不足していることから、やむを得ずこのような流れになってしまっているとも言えますが、それをマイナスとだけとらえてしまっていては、何もいい方向にはすすみません。 今は、昔のように自宅で家族がケアをし、看取ることは、なかなか難しくなりました。しかし、私たちのような介護のプロが、少しでもそうしたお手伝いができれば、できないと単純に考えていたことも、「できる」につながっていくのではないかと思うのです。 「生きる」ことは、「生活」です。生活にはひとり一人のやりたいこと、そして生きがいがあります。たとえ最期までの時間が限られていても、生きがいを追及することもできます。 実際、当社の利用者様のなかには、その方の生きがいである仕事へのサポートをさせていただいたことで、最期まで本当に幸せを感じながら生を全うされた方もいらっしゃいます。介護は大変、つらい、というイメージがありますが、それだけではない奥深さもまた介護のやりがいです。

これからの住吉ヘルパーステーション

そしてこれからは、地域で支えるシステムづくりも考えていきたいと思っています。当社のように、介護サービスを提供する小さな会社はたくさんありますが、それぞれが単独ではなく、協力しながら進めていけることもたくさんあると思うのです。それが地域に広がり、根付いていけば、理想的な地域包括ケアにつながる可能性もあります。 小さな会社ではありますが、私たちはできることから少しずつ、一歩一歩可能性を信じて進めてまいります。介護についてのご相談なら、どんなことでもかまいません。ぜひ一度、住吉ヘルパーステーションまでご相談ください。必ずお力になれると思います。


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